部活動の地域展開について、なかなか教育界では進まない。
自分たちの地区でも、具体的な動きは示されていない。
予想されることは、部活動顧問は土日の活動には参加しない、という通達が出ることだ。
取り残されたチームと部員は活動が停止、または学校外部が引き受けるという事態が起こるだろう。
中学校において、部活動の存在は大きい。
生徒たちも、学校生活の意識の半分は部活動にある。
部活動の顧問もそういったつもりで指導にあたっている。
ほとんどの顧問は。
自分たちの地区ではいきなり教育委員会から部活動から引き剥がされる前に、準備をしておくことにした。
来年度(令和7年度)から指導することに決めた。
その基本的な考え方は、
<従来の部活動を残すこと>
一番大事にしたいことは、野球部を指導したいという思いを持った教員を救うことである。
教育委員会から通達が出されてしまえば、それに従わなければならない。
その前に動きたい。
平日は学校で部活動、休日は地域部活動となると思うが、地域部活動も同じチームで行えること。
つまり、学校部活動と同等の活動ができるようにする。
指導の一貫性を守るのだ。
しかし、休日もチームを継続して指導したいという野球部顧問はどのくらいいるのだろうか。
7割ぐらいは指導したいと思っていると思うが、わからないので、4月に独自にアンケートを採る予定だ。
休日は指導しないという顧問のいるチームを継続させる体制づくりをして、やりたい顧問をやらせるという考えだ。
部活動指導をしたくない、負担に感じている教員もいるが、部活動指導に生きがいを感じている教員もいるのだ。
やりたくない人に合わせていこうという考えには、納得がいかない。
棲み分けを円滑に行う第一歩だ。