2024年12月14日土曜日

部活動地域移行のカタチ 野球ひじ検診から

野球ひじ検診を実施しました。


野球ひじを早期発見するため、理学療法士の方々や医師の方々による

「野球ひじ検診」

を実施しました。


ひじのエコー診断や肩甲骨などの動作の確認などにより、選手の状態を確認し、野球ひじの未然防止をすることが狙いです。


ストレッチ講習も同時に実施していただき、肩やひじの動きがスムーズになるようなトレーニングを、実際にやりながら指導していただきました。


私たち指導者も痛みが出ないように注意しながら動作をさせていますが、選手の体格や骨格などの違いから、注意しながらスローイングさせていても、知らずのうちに損傷が進んでしまいます。

選手もパフォーマンスをあげたいと思っているので、ついつい無理をしがちです。


そこで、現在のひじの状態を診断してもらうことにより、自分の体の状態を把握できたり、肩や肩甲骨などの特徴を把握したりすることにより、どこまで負荷をかけられるのかをなんとなくでも、自分の状態を少しでも理解していることは大切です。


私たち指導者では、投げる姿やスイングする姿から、よりよくパフォーマンスできるように指導はできますが、肩や肩甲骨、ひじの個人差によりできることには限界があると思います。その限界を上げるためにも、選手個人が自分の状態を知ることや、ストレッチなどにより可動域を広げていくことなどは必要だと思います。


私たち指導者にそういった知識や指導技能はありません。


そのため、そういったことは外部の方に任せればいいのです。


チームに所属している指導スタッフが全てまかないことはないと思います。

できないことは、できる人に任せる。

それが地域で支えるということなのだと思いました。


今回の取り組みは5年以上続けていますが、ある意味、部活動の地域移行です。

できることを地域で分担し、地域で選手たちを支える。


チームの指導者は技術指導やチームワークの指導を

地域の医療に携わる方々はケガの未然防止や体の動作の向上を

野球連盟の方々はルールの説明を

などなど。


その他もいろいろできるのではないかと思います。

食育、レクリエーション、などなど。


野球が好きな大人たちが、それぞれの得意分野を活かして、選手たちと携わること。


こういったことが、今叫ばれている「部活動の地域移行」なのだ。


すべてを地域に委ねる必要はない。

もちろん、「部活動は余計な仕事だ!」と思っている教員はすべてを移行すればいい。

「部活動は自分のライフプランに必要だ!」と思っている教員まで排除する必要はないだろう。

しかし、教員指導者がすべてをまかなうのではなく、地域でできることは地域に任せる。

地域の活性化にもなるし、多くの方に部活動に携わってもらうことにより、視野の広い生徒教育になる。


このような地域移行を進めている。


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