2025年1月25日土曜日

名将 逝く

 佐相眞澄 氏が先日お亡くなりになりました。

神奈川県立相模原高校 野球部 元監督でありました。

強豪揃いの神奈川県において、県立高校でありながら上位に食い込むチームを作られた監督です。

まさに公立の星!


佐相先生の名将足るところは、強いチームを作ったということだけではありません。


選手とのつながりだけではなく、保護者とも密につながり、大人も巻き込んだチーム作りをされていました。


そして、とても気さくで、私たちとも楽しく交流していただきました。


はじめは中学校の教員でした。中学校野球部の指導者から、高校野球の指導者へ転身し、しかも公立高校で結果を残されました。


死去される1ヶ月前までは相模原高校の指導を続けていたとのことでした。

体調が優れず、指導を辞任したのですが、復帰への意欲は強いものだったようです。

私もそのお話を聞いた時は、佐相先生なら復帰する、と思っていたところでの訃報でした。


私にとっては、部活動野球の星であります。

残念であります。


野球の指導では佐相先生の足もとにも及びませんが、野球がまた盛り上がるよう、天国から見守ってください。


心からご冥福をお祈りいたします。

2025年1月12日日曜日

野球部 地域移行について うちの地区のかたち

 部活動を地域に移行するといわれてしばらくたつが、徐々にその動きは進んでいるように感じる。



そこで、現在地区で野球独自に取り組んでいこうと考えていることを記載する。


まず、部活動のメリットを最大限残すことを考えている。


部活動のメリットとは、「教育」である。

野球を通して人づくりをするということである。


部活動を含めて、チームとして指導している目標は「勝利」である。

しかし、それを「目的」にするのではなく、目的を「人づくり」とするのである。


部活動は学校教育の一環であるため、教育活動の中で「人づくり」が重視されている、はずである。

しかし、評価はチームの成績になってしまっているきらいがある。


例えば、高校野球でも甲子園に出場するチームは大きくクローズアップされ、全国制覇を目指して取り組む姿が感動を呼ぶように広報されている。

オリンピックにおいてもメダル数がクローズアップ。金メダルを取った選手は英雄視されている。


そういった風潮があるため、中学生チームも「勝つチーム」が偉くなってしまい、それを求めて指導を繰り返してしまう。


しかし繰り返すが、部活動の目的は「人づくり」である。

「勝利」を目的になってしまっているチームでも「人づくり」の目的は少なからずともある。

自分の感触だと、勝ちに走っているチームでも30%ぐらいは「人づくり」の指導はしている。

特に野球は失敗がたくさんあり、それにくじけず最後まで希望を捨てずに試合を続けることが「勝利」につながることが多いので、「人づくり」の指導をしなければ「勝利」もつかめないスポーツであるという特性があるからだ。


部活動の顧問は教員であるので、教育のプロである。

教員は教科指導だけではなく、生活指導もしていかなければならない。

そういった指導のプロが「教員」である。


つまり、学校から部活動がなくなっても、野球を通した人づくりをしていかなければ、将来の人材育成ができないというわけだ。


そのため、野球部の地域移行においては、部活動のそういった部分を残していこうと考えている。


幸いなことに、我が地区では休日も野球指導をしていきたいと考えている顧問は多いようである。

正確にアンケートを取ってはいないが、教育委員会のアンケート結果を見ると、野球部顧問の休日指導希望は、他の部活動に比べて圧倒的に多い。


その顧問を地域部活動の指導者として登用していくのである。

もちろん、自分の学校のチームを継続して指導したいと考えているので、地域部活動のチームも学校ごとにしていく。


今までと何ら変わらない形で進めていこうと考えている。

2025年1月6日月曜日

令和7年 練習開始

 今日が新年初めての練習である。

光が上へ!

練習開始といっても、監督は若い者に任せているので、ただ見ているだけ。

必要があれば声をかけたりするが、余計な口ははさまないようにしている。


名将と呼ばれたかったが、もう無理だろう。


ちょっと監督から離れてみると、いろいろと反省することがあるが、これから自分の指導を修復するつもりはない。


勝つことはできるが、勝つだけのチーム作りになってしまうから、それほど勝つことにはこだわらない。

勝たせることにはこだわりたいが。


野球の関わりにこだわっているのは、野球の指導にこだわりたい指導者を応援していきたいからだ、と最近思っている。


もちろん、野球をやるだけではなく、人作りを幹に置いた指導者の育成である。


野球人を作っていく環境づくりに邁進したいと考えている。


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下のブログも見てください。


おいしい生活


iPad生活


釣りと車

結局は試合に出ればよかったのか・・・

各地区の選抜チームが最終的に目指す大会が行われた。 猛暑の中だったが、近くに川がある、田舎の球場なので、風はまぁまぁ気持ちよかった。 地区でいろいろとあり、20年以上続いた選抜チームが昨年度、消滅した。 その後、新しいチームができ、我が地区の選抜チームはそこに負けてしまった。 ベ...